フレンドリーな「巨人の国」@トンガ王国,南太平洋

この度の大噴火において甚大な被害を

受けましたトンガ王国、トンガ国民の皆様

トンガ在住の皆様に

心よりお見舞い申し上げます。

いち早い復興を心より祈っております。

 

南太平洋に浮かぶ、約170の島から成るトンガ。

周辺の島々が他国の侵略を受ける中、

一度も植民地化されず、今も王国として

国が成り立っている。

1867年にニュージーランドで組み立てられ

運ばれて来たビクトリア様式の王宮。

 

日本からは直行便がなく、ニュージーランドや

ーストラリアで乗り継ぐ。

首都があるトンガタプ島は18世紀の英国の

海洋探検家キャプテン·クックが上陸した島であり、

彼が上陸した記念碑が建てられている。

    キャプテンクックが上陸した記念碑。

 

 

トンガは「ガリバー旅行記」に出てくる

「巨人の国」のモデルになったともいわれている。

 

ポリネシア系が大半を占め、人々は背が高く

体格が良い。

ホテルで100人近くが集うパーティーに

出くわしたとき、身長168㌢の私も

彼らの大きさに圧倒された。

 

トンガの伝統的な踊りに「ラカラカ」がある。

柔和な表情で太鼓に合わせて足を踏み鳴らしたり、

座ったりしたままフラダンスのように優雅に手を

動かしたりして見飽きない。

 

キャプテン·クックは、この島を

「フレンドリー·アイ ランド (友情の島)」

と呼んだ。

 

本当にその通りで、滞在中はいつもトンガ人たちの

しさと笑顔に包まれていた。

ただ世界有数の肥満国といわれる

この国の健康問題は刻だ。

日本は国際協力機構(JICA) が健康指導などを

っている。

 

豪快な笑顔が似合うトンガの人々には

いつまでも健康でいてもらいたい。

2017.2.7 西日本新聞 夕刊コラム

「珍国に恋して」より

※この記事は2017.2.7時点での情報です。

 

補足

【トンガタプ(本島)の観光スポット】

 

1200年に造られたという「ハアモンガの三石塔」

南太平洋の怪力の王「マウイ」が王の命令で

積み上げたとか。しかし定かかどうかは不明。

 

 

 

ホウマの潮吹き穴 

平たい岩壁にたくさんの潮吹き穴があって

波が岩壁に打ち付けられるたび、

波がこのようにそびえ立つ。 

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