久住ガンジーファームの元祖!?世界最小チャペルもあるよ【英国王室属領ガンジー島-Bailiwick of Guernsey】

※このブログは西日本新聞社のファンファン福岡のコラムと同内容です。

書いた人物は私本人「珍国の女王」です。よって無断転載ではありません。

久住のガンジーファームはインドの独立の父ガンジーさんの名前に

由来しているものだと思っていた。

インドと酪農?
インドが牛乳?
インドでバター?

この凄まじい違和感に気付いてはいたのだが、まぁそんなことより

日本一美味しいと言われるソフトクリームを食べることが毎回の

目的だったので、いつの間にやら名前の由来には無関心になっていた。

 

 

先月、珍国の陛下(仕事上のボス)が

「ガンジーファームに行って来てください。」

と真顔で言う。陛下は乳製品はそんなにお召し上がりにならないのに、

突然高級なバターでも食べたくなったかと思い

「ガンジーファームでございますか?」

と聞き返す。

更に「ついでに、ジャージーにも行って来てね

と言うではないか。
ジャージーと言えば、阿蘇ジャージー牛乳・・・。

久住に阿蘇、どんだけ乳製品欲しいねん?

と心の中で突っ込みを入れていると、ニヤニヤしながら

「ハハハ~うそうそ。ファームじゃないよ。

ガンジー島にジャージー島。イギリスの王室の属領地域ですよ。」

 

やはり女王の読みは当たっていた。

「ガンジーファームはインドとは関係ないノダ!」

 

いやいや、おいおい!読みとかそういう問題ではないし。

珍国の女王として、自分の知識の浅さを噛みしめながら、

苛酷な日程でまた後で後悔するはずであろうその仕事を

受けることにした。

と言うことで、今日はガンジー島をご紹介します。

 

まずはガンジー島のことを少し。
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ガンジーファームにちゃんと掲げてある案内。

真面目な女王はちゃんとガンジーファームにお勉強に行った。
乳脂肪分が多く濃厚なガンジー牛の乳牛は明治の末から輸入されていたらしい。

 

ガンジー島はチャンネル諸島の一部、イギリス南部に浮かぶ島。

紀元前6500年ごろはフランス本土と陸続きだった。
11世紀頃からイギリスとフランスが常に領土争いを繰り返した地域。

1066年にノルマンディ公ギヨームがイングランド王として征服以来、

王室の直轄地である。

独自の憲法のもと、政府と議会もあり、タックス・ヘブンの島でも有名。
通貨は£(ポンド)で独自の紙幣やコインもあるが、イギリス本土では使えない。

お土産として持って帰る人も多い。女王の洗濯したズボンのポケットから

5ポンド札が出てきた。どおりで経費清算時に5ポンド足りなかった訳だ。

 

 

総面積63キロ平方メートルの小さな島。1周するのも面白い。

 

 

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ガンジー島着陸前に上空から見える景色にやや興奮。

 

13世紀初めに建てられた「コーネット城」

コーネット上は陸から見るとこんな感じ。島の中心部、セントピーターポートにある。

こういた歴史ある建物は各地にたくさんあるが、その造られた目的はこの地を征服し

人々を支配し、命を奪うためという何とも心が痛くなる話ばかりだ。

 

13世紀から時にはお城、時には収容所、第二次大戦中は要塞として使われた。

 

 

 

ガンジー島は沿岸線の道路は広いのだが、少し内陸に入れば狭い、狭い!

車1台通るのがやっと。離合となると面倒くさい。

悩みの種である市バス。大きすぎるとクレームがあるが、改善する気はゼロ。

ラッシュ時以外は人はほとんど乗っていない。

 

彼の家の前では離合でよく車が止まるので、ボールをくわえて待っている。

ボールを投げて遊んでもらおうと目論んでいるらしいが無理だろ。

 

 

第二次世界大戦中はナチスの占領下にあったガンジー島。

5/9が解放記念日。島内は戦後70周年のお祝いムードで溢れていた。

訪問したのがもう少し早ければお祭りに参加出来たのに・・・。

解放記念を祝して、各家庭にはフラッグなどの飾りが。

 

 

 

沿岸沿いは風光明媚な景観が望める。

MOULIN HUET BAY

黄色い花々と緑の色合いが美しい。フランス印象派画家ルノワールも描いたとされる場所。

 

ここは「Sasmarez Manor House~マナーハウス~」というところ。

マナーとは経済単位であり、荘園という意味。その土地の領主の邸宅である。

セントマーチンにあるこの邸宅は12世紀ごろに建てられた。

邸宅内は博物館として見学出来る場所もある。写真撮影は禁止。

明治時代初期頃の日本の食器などもあった。

代々の領主の中で日本好きな領主がいたそう。

宿泊も出来る。ホラーハウスとしてお化け屋敷体験もイベントとしてあるそうだ。

 

そして、なんと、なんと!!!ここの案内人は日本人の女性だった!

「トモコさん」とおっしゃる方で、邸宅を案内してくれた。

邸宅のお話も良かったが、その女性がこの地に住むことになったいきさつに

興味津々。日本で出会ったご主人がガンジー島の出身だそうだ。

一時期、日本人は6名ほど住んでいたそうだが、今はトモコさんお一人だけ。

日本人が来ると、日本語ガイドをされるそうだが、普段はこの邸宅のお掃除係り。

貴重なアンティーク類や高価なものが多いので、気を遣うそうだ。女王には無理。

とても優しく、物腰が柔らかで、素敵な方だった。

いつか「こんなところに日本人」に出演してください。と言ってお別れした。

何だか彼女に出会えただけで、胸がいっぱいに。

でも、お腹はすいた。

 

 

しかし、朝食からパンやバターや牛乳など乳製品を大量摂取。

だって、美味しいんだもん!

お腹はすいたが、ちょっと気にしてランチは軽くと思い、

チキンシーザーサラダを。しかし大量の角切りパンと数種類のチーズで

あっという間におなかいっぱい。

 

 

そして、また出た。このままパクッと食べてしまいたいほど美味しいバター。

パンはお代わり自由なので、パンの量が増える・・・。

1個のパンに1個使ってしまう・・・。こりゃ太るわ。

 

 

 

ランチの後に立ち寄ったスーパーにあったポスト。

イギリスは赤いポストだが、この地域一帯で青のポストはガンジーだけ。

 

ホテルの朝食ビュッフェでバターソテーされていたシイタケ。

手のひらサイズの大きさでデカイ!そしてめちゃくちゃ美味しい!

この特大シイタケもガンジーにしかないそうだ。

 

 

 

最後に空港に行く前に立ち寄った「世界最小のチャペル」

本当に小さくて可愛い。右の方から入って行けるが、頭を低くしないと入れない。

貝殻や陶器の破片を壁面に貼り付けてあるので、色とりどりで可愛らしい。

 

 

 

 

滞在時間がスーパー短かった為、(1泊のみ)観光はほとんど出来なかった。

しかし、まさかの想定外で日本人女性とも出会えたことがとても嬉しかったし

元祖!ガンジーファームを訪問出来たということでヨシとしよう!

 

久住のガンジーファーム近くの牧草地。日本も素晴らしく雄大な景色がたくさんだ。

 

また再度この地に降り立つ日が来るかは分からないが、もし機会があれば

今度はバターをちゃんと買って帰りたいと思う。後で聞いた話、ガンジーのバターは

常温でも溶けにくいらしいので、意外と日本まで大丈夫なのだと。しくじった。

 

ガンジー島はこれにておしまい。

よかったら「ジャージー島」もご覧ください♪

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