ナウル訪問で知った難民問題【ナウル共和国-About Refugees@Nauru】

太平洋に浮かぶ島国、ナウル。2017年10月に訪れ、ある男性と出会い、

この国について書いておく必要があると思った。

彼はたまたま昼食で入ったパキスタン料理の店主。

「パキスタンからの難民」という。

ナウルは約20平方キロメートルしかな小国だ。

※ナウルの観光スポットや詳しいことはこちら→「世界で3番目に小さな国で心豊かに過ごす方法」

他国の介入もあり、主産業のリン鉱石はほぼ採掘し尽された。

次な策として、難民認定を求めてオーストラリアを目指す渡航者たちを受け入れている。

オーストラリアは認定した難民は受け入れる一方、アジアや中東からインドネシアを経由して

入国を目指す人を密航者として入国させず、ナウルの収容施設に移送している。

彼もオーストラリア上陸は果たせず、ナウルに強制的に連れて来られたそうだ。

収容所での暮らしは過酷で、テント内は30度を超す。

 

※内陸にある収容所のゲート。

「起きて寝るだけの生活で自由はない」と彼は言う。

人権団体は2016年、ここでの暮らしが人権侵害だと告発している。

 

※告発以降、沿岸は新しい住居の建設ラッシュだった。

 

※難民受け入れによる建設ラッシュで、工事や難民業務に携わる人々の寮も建設中。

いつも宿泊するメネンホテルも半分は住居代わりに関係者が宿泊していた。

 

ッキーなことに彼は祖国の父から送金してもらい、収容所で暮らしながら、

料理店を開くことを認められた。

店を開いて1年、遠い地で祖国料理を振る舞う彼の境遇に複雑な心境になった。

ナウルで食べたパキスタン料理の味を忘れることはないだろう。

 

※2017年6月9日掲載 西日本新聞夕刊コラム「珍国に恋して 執筆者 髙井」より。

 

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