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南コーカサス【ジョージアーGeorgia】首都トビリシの観光情報とローカルフード☆
- 2020/5/27
- ジョージア-Georgia, ヨーロッパ/コーカサスーEurope/Caucasus
20世紀最大の権力者かつ最強最悪の独裁者といわれるスターリンの出身地「ジョージア」。
ロシア語読みの「グルジア」の方が耳慣れしている人は多いかもしれないが、ジョージアからの希望で、2015年より日本は呼称をジョージアに変更した。
実際、現地では誰も自国のことをグルジアと言わない。皆、昔から【ジョージア】と言う。
ソビエト連邦が崩壊した1991年に独立を果たした国。 黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス山脈地域一帯をコーカサス地方呼び、グルジアは南コーカサスに位置する。
旧ソ連から独立した3ヶ国のうちの1つ。(他はアルメニアとアゼルバイジャン)
グルジアからジョージアへ呼称変更したきっかけ
ジョージアと表記とするきっかけとなったのは2008年の紛争。
2008年、北京オリンピックの最中、非政府支配地域である南オセチア州の支配を巡りロシアとジョージアの戦争があった。
開会式にはプーチン大統領が参加。その隙を狙ってジョージアが先に侵攻したとか、プーチン不在中は何もしないだろうという相手の油断を利用してロシアが仕掛けたとか、両国の言い分は異なる。
たまたま渡航前に深夜映画で見ていた「5デイズ」この映画はその時の紛争を描いている。私がこの国に興味を持つきっかけとなった映画でもある。
映画自体は紛争中に現地にいたアメリカ人ジャーナリストの話をもとに描かれており、ロシア寄りの映画ではないことは確かだが。しかし衝撃的だったのは、平和の祭典と言われるオリンピックの最中に
民間人が多数犠牲になる戦争が起きていたということ。しかもその残虐性は卑劣極まりない。こういう問題があるということを知るだけでも観る価値はある。
紛争当時、この美しい首都にもロシアは迫っていたとか。
ジョージアの首都トビリシの観光スポット
※ジョージアの詳細はこちらの政府観光局のページがとっても分かりやすく、興味深いです。
トビリシの中心地には19世紀の街並みが残る歴史地区がある。旧市街地は散策におすすめ。
首都は山を切り開いて街を造った為、街中に断崖絶壁が多い。
断崖ギリギリに建物が建っていてビックリする!
いきなり滝も出現!山から流れてくるとか。
滝場の近くにあったアバノトゥウバニ(浴場)。温泉のようで周辺は硫黄の匂いがする。時間があれば入浴体験したかった。
ジョージアでお世話になった運転手のおじちゃん。国民性はとても明るくて皆優しい。
柔道はとても人気のあるスポーツ。
高台にある4~5世紀ごろのナリカラ要塞。
シルクロードを監視するためとして建てられた。モンゴル帝国やオスマントルコなど歴代の支配者たちが要所としてきた場所。
天文台の塔や、刑務所の監視塔もあり4世紀~16世紀まで様々な用途で使われてきた。
丘の上にあるメテヒ教会。5世紀に建てられ要塞として使われていた。帝政ロシア時代、監獄としても使われ革命運動を行っていたゴーリキーもここに幽閉されていた。
ムタツミンダ山は標高727メートル、山頂からは街が一望出来る。10世紀頃の古い教会があり、その内部には、グルジアの初代大統領や芸術家、作家たちの墓所もある。
ムタツミンダ山にある悪趣味な椅子。高所恐怖症の人には座れない下はもちろん絶壁。
グルメ天国ジョージア☆おすすめローカルフード
ジョージアのローカルフードはおすすめ!
こちらは「ヒンカリ」という餃子のようなもの。中に挽肉や野菜のみじん切りが入っている。
アツアツジューシーで、とってもおいしい♡おじちゃんも満面の笑み(*^ー^*)
こちらはハチャプリ。真ん中が卵とチーズのソースになっていて、パンをちぎってソースに付けながら食べる。ちょーーーーーー美味しい!!!
卵とチーズのシンプルなピザ。イタリアから伝わったの?って思わせるけど、お家でお母さんが作る郷土料理。日本語ができるガイドの女子大生の子も、実家に帰ったら必ずお母さんのコレを食べたいそう!
面白かったのが何種類もある果物や野菜の炭酸飲料。かなりオススメされた。
そしてワイン★ジョージアはワイン発祥の地。
ジョージアの古代から伝わる伝統的なワイン造りの手法は2013年12月、世界遺産に登録されている。 世界遺産登録でワインの発祥地と聞いたなら、ワイナリーへ・・・そんな時間はなかったので、街の酒屋で我慢。世界遺産価格と思いきや、激安!!!免税範囲がなければスーツケースはワインだらけに。
ジョージアは世界遺産も多く、とても美しい国。少し足を伸ばせば更に美しい風景と美しい人々に出会えるであろう。今回は短期間であった為、十分に見て回ることは出来なかったが首都トリビシだけでも見どころは結構あった。次回は田舎の方に行ってみたいな♪
※この情報は2013年5月のものです。